この山のふもとでしか、
できない酒がある。
大分県玖珠郡九重町。
九州の屋根、九重連山に囲まれたこの土地の冬は厳しく、
年間の平均気温は新潟とほぼ同じだと言います。
温暖な九州にありながら、
酒造りに適した気候に恵まれたこの土地で150年、
酒造りを営む蔵。
それが、八鹿酒造です。
この蔵の酒造りに欠かせないのが、九重の水。
冬、山々に注いだ雪は、やがて地下を流れる
豊かな伏流水となってこの土地を潤します。
その清冽な湧き水は、蔵人の技と醸造の時を経てやがて、
ここ九重の地でしか育むことのできない
一献へと生まれ変わります。
すべての酒に、
山と人の誇りを込めて。
日本酒は、技の酒。
毎年納得のいく酒を醸すためには、杜氏の研鑽が欠かせません。
八鹿のめざす酒造りは、「普通酒にして銘酒」という言葉に表されます。
大吟醸のような特別な日の酒から、
日々の暮らしの中で親しまれる酒まで。
すべての酒に、蔵人の技と心を注いできました。
そんな八鹿の酒造りは代々の杜氏に受け継がれ、
全国新酒鑑評会において最高の栄誉である金賞を数多く受賞。
全国的に見ても多数の受賞を誇る蔵元として、高い評価を受けています。
そんな八鹿の誇る五銘柄を揃えたのが「八鹿五酒」です。