八鹿酒造株式会社|YATSUSHIKA BREWERY CO.,LTD.

なしか!わ〜るど

Boy's Mind 1950


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イメージ画像2レンタンの炭
「レンタンの灰」は、バカゴに崩されるためにあった。燃料屋さんからやって来た時は、レンタンも黒くて立派なんだが、レンタン火鉢や七輪に納まって赤々と燃え、冬の住まいをあたため、おいしい料理を作ってくれると役目が終わり、翌朝には灰となって外にある。ところが普通の灰と違うのは、レンタンの原形をとどめているところである。これにはちょっと感動を覚えるんだが、バカゴだからすぐさま蹴りを入れてしまう。その感触がまだいい。ググッとレンタンも最後の頑張りを見せる。それでもついには土に帰ってしまう。勝ち誇ったようなバカゴだが、黒いズックはレンタンの灰で真っ白になっている。そのことに気づかないのがバカゴだ。


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イメージ画像2「チェッ!」
「チェッ!」は、ちょっと残念な時や、悔しい時などに思わず出る言葉で、舌打ちのような感じで使われていた。石原裕次郎のような日活の映画スターが、指を鳴らしながら、やるとかっこいいんだが、それに憧れる地方の高校生などがやると、なんというか、様にならなすぎて痛々しい。そもそも、「チェッ!」の出所からして違う。裕次郎の場合は、彼女に想いが届かなくてみたいな心にグッとくる感じの「チェッ!」なのに、むかしの高校生のは、アンパン買おうとしたら5円足りなくて、「チェッ!」とか、テストが5点で先生から頭を小突かれての、「チェッ!」だから、果てしなく情けない「チェッ!」なのだ。


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イメージ画像2年寄りの自慢話
「年寄りの自慢話」は、こどもの楽しみでもあった。戦争中の外国の話などは、まるで映画のように物語が展開し、正義の味方である、若き日のじいちゃんが大活躍するのであった。同じ話を何回も聞いているから、どうなるのかわかってはいるんだが、ハラハラドキドキさせられるのである。じいちゃんも、こどもたちが真剣に聞くので、力が入るのだろう。絵のない紙芝居のようなものだった。やがて、じいちゃんの話がオーバーなことに気がつくんであるが、それでも面白いからいいと思っていた。親たちの話す現実的な話に比べて、じいちゃんの自慢話は夢とロマンがあった。


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